「大判カメラの全て」について
 
ごあいさつ

 現在「写真・カメラ」と言えば一般的に「デジタル」と言う言葉で集約されているといっても過言ではありません。2000年頃から従来の銀塩フィルムを取り巻く環境は大変厳しく、フィルム・カメラメーカー、写真流通商社の撤退などという現象もあります。
 プロカメラマンもアマチュアカメラマンも圧倒的にデジタルカメラで撮影する場面が多くなり、いつしか銀塩フィルムは無くなってしまうのでは?と言う声も聞こえます。しかしデジタル時代に突入して約10年、「銀塩写真はやっぱり良いな!」「デジタルだと真剣に撮影できない!」「カット数ばかり増えて後処理が大変!」等の声が徐々に大きくなっている様にも思えます。
 プロカメラマンの中にも「仕事はデジタルだけど、作品は銀塩フィルム!」と言う方もいます。そこで注目されているのが「大判カメラ」です。本来大判カメラはカメラの基本でもあり、レンズとフィルムを蛇腹で繋いだ単純な構造で、レンズ面やフィルム面を動かす、『アオリ機能』を生み出し、フィルム面積の大きさという利点を実現しています。これらの特長が「どうせ銀塩フィルムをやるなら大判カメラだ!」言う意見にも集約されていると思います。
 ただこの10年で疲弊した大判カメラ業界の中には、独自で自社製品の情報発信が出来ない会社や商社もあるのは事実です。そもそも大判カメラを購入しようと思うと、ボデイ、レンズ、ホルダー、露出計、その他のアクセサリーも含め、製造・取扱メーカー・商社が違い、ユーザーはの個々の情報を収集し、かつ把握して購入しなければなりません。残念ながらカメラ店でも大判カメラの事まで理解しているお店は少なく、「大判カメラが欲しいけど、何処で?何を?いくらで?購入したらよいか解らない!」またそれらを「どの様に使ったらよいか解らない?」などの声が多いのも事実です。
 そこで、これらの声の解消に少しでもお役に立てたらと思い「大判カメラの全て(www.ohban4x5.com)」と言うサイトを立ち上げる事に致しました。日本で取り扱われている大判カメラ、レンズ、ホルダー等の情報をこのサイト内で一元管理し、製品仕様や実販価格、購入方法までを紹介しています。また大判カメラ、レンズの取扱い等も併せ紹介し、ハードとソフト両方の情報の発信が出来たらと思っています。
 今の時点では全製品を網羅するには完全とは言えませんが、約70%でこのサイトを立ち上げ近い将来に100%を目指したいと思っています。「こんな情報がある、こんな事を掲せて欲しい」等のご意見は大歓迎です。これからも微力ですが「銀塩写真文化を継承して行きたい」という気持ちを大きく持って努力していきたいと思います。

(きど よしかず)1952年東京・中野生まれ。大学では心理学専攻。株式会社ワイズクリエイト代表、大学卒業後出版関係の会社に就職。1976年、大中判カメラメーカーに転職。営業部配属後、広報企画、営業企画のマネージャー、マーケティングゼネラルマネージャー等の職種を経験。在職中には大判カメラを初のGマーク商品認定や、専用車による出張カメラ診断の実施、ハードとソフトが融合された有料総合カタログの発行、業界初のカメラのセット販売、オリジナルプリントのシステム販売、出張機材貸し出しワークショップの実施等で一般紙(誌)等でも話題を提供。また「ラージフォーマット」「メニュー写真撮影の全て」のハウツウ書を企画発行。その他各種撮影会やワークショップ、セミナー等多数企画催行。この間に多くのカメラマン、メーカー、プレス関係とのコミュニケーションを確立。1999年10月株式会社ワイズクリエイト設立、同年11月日本初の大中判カメラ専門ショップを東京・日本橋にオープン。2000年「ワイズ」ブランドの木製大判、中判カメラ発売開始。2001年デジタルカメラでアオリ撮影が可能な「マクロビュー」販売開始。2003年本社を東京・文京区に移転し契約カメラマンによる各種撮影業務、写真貸出し、制作業務等業務拡張。2008年「大判カメラマニュアル」発行。出版業務開始。2009年「日本リンホフクラブ」設立。2010年「大判カメラの全て」開設。2011年マミヤカメラクラブ事務局運営開始。
株式会社ワイズクリエイト代表取締役
日本リンホフクラブ事務局長
木戸 嘉一
 

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